ところざわ介護道場 第3期 第3回 「認知症ミニ講座・座位でのズボン着脱」
2020年08月21日
一般の参加者はZoom限定になって、初めてのところざわ介護道場。
さがみはら福祉相談センターに講師、所沢悠生苑、みよし悠生苑、一般の方 全てをZoomで繋げ実施しました。
【認知症ミニ講座】
参加者の経験から、いきなり「認知症の正式名称・略語」確認テスト。(介護道場の内容は、当日の参加者のレベルに合わせて行います。初心者の方には基本から丁寧に。)
分かっているようで出てこない・・・
「悩んでいる時が脳トレになるので大丈夫です」の言葉にホッとします。
問2)
Q:「VD」の正式名称は?
A:脳血管性認知症、または、脳血管型認知症
↓
Q:VDを発症する代表的な疾患は?
A:くも膜下出血、脳梗塞、脳出血 総称して⇒脳卒中
一つの質問を掘り下げるように次の質問が続きます。
口頭でやチャットで答えますが、ゲーム感覚で楽しい時間でした。
次に行う実技に向けて、衣類着脱のポイントを各々チャットで挙げていきます。
一つの発言から、先生が知識を広げて下さり、褥瘡の好発部位にまで話が行きました。
リモートですが、臨場感ありますよ!
【座位でのズボン着脱】
麻痺はなし、但し立位時 両膝抜けがある方 を想定
*コロナ感染防御の為、介護者は要介護者と同じ方向を向く。(お互いに飛沫が掛からないように)
①挨拶(座って耳元で行う)、名乗る、体調確認、お手洗いの確認、着るものを自己選択。
②椅子に安全に座っているかを確認。90℃座位(股関節・膝関節)をチェックしてからスタート。椅子が高く足が不安定な場合は、調整する。支持基底面を広げる。(ボディメカニクスの8原則を思い出そう)
③ズボンを持ち、どちらの足から着たいか確認。(麻痺がない場合はお好きな足から)「足上がりますか」と自立支援を促す。
介護者は本人がズボンを上げている間に、捻じれがないか裾から直していく。
④片足ずつ上げてもらい、椅子と腿の間に手を入れ、ズボンを上げる。
⑤言葉で椅子に浅く座るよう誘導し、椅子のひじ掛けをつかみ前かがみになった瞬間に、ズボンの骨盤の横を握り上まで上げる。
⑥前は自分で上げてもらう。
⑦上着を入れるか出すか自己選択。
動作毎の言葉掛けで安心し、スムーズに行えます。
早速取り入れていきたい方法でした。9月に復習がありますので是非どうぞ。
次回は、9月16日(水)18:30~20:30 ************************************
【認知症ミニ講座】
FAST(アルツハイマー病の進行ステージ)
【介護技術】
①8月の介護技術復習(座位でのズボン着脱 麻痺なし)
②車いすから車後部座席への移乗(タクシー想定)
講師は実際の車での移乗をお見せします。
参加者は車いすから椅子への移乗となります。
Zoomが分からない方でも、カメラ付きノートパソコン・タブレット・スマートホン、インターネットが使える環境であれば、設定から基本操作までご指導致しますので、ご安心ください。
お申し込みはこちらから→ https://www.ml-care.co.jp/contact/